文化・芸術

[シンプルの正体/ディック・ブルーナのデザイン展]     THE SECRET OF SIMPLICITY/DICK BRUNA’S DESIGN

Dsc7256

☆シンプルの正体/ディック・ブルーナのデザイン展☆
THE SECRET OF SIMPLICITY/DICK BRUNA’S DESIGN
 [シンプルの正体☆チケット(表)]の写真
☆撮影=Sony Cyber-shot DSC-WX60☆

青森県立美術館・コミュニティギャラリーで
2018年3月20日(火)~5月6日(日)迄開催された
[シンプルの正体/ディック・ブルーナのデザイン展]
を観に行った・・・・・当日は運転免許の更新のため
先に運転免許センターへ行き・・・午後の申請から
2時半頃には終わり・・・県美も近いと聞いたので
向かおうとするも今回はじめて車ナシでの更新!!!
(去年車検切れから一気にエコ生活!??継続中・・)
だったので・・・・・センターまでもチャリと電車と
バスの速攻乗り継ぎという激走伴うHard Day!!!
雨も降る中・・センターから歩き出したものの・・・
方向を見失い建物もないような道が続きはじめ
どんどん山の方へいざなわれてる気がしたので
途中で戻り建物の見える坂道を登って行くと・・・
[亜細亜建設]という会社だった・・・・・ちょうど外で
作業中の方に美術館の場所を聞くと・・・わざわざ
他の方にお伝えいただき・・・・・その方にきちんと
道を教えて戴き本当に助かりありがたかった・・・・・
その後かなり歩き続け・・・ようやく県美に到着!!!!!!
車ならすぐでも見知らぬ地での一人歩きの心細さを
救ってくれたのは道を教えて戴けたことだった・・・・・

そうやって辿り着いたもので・・・・・残り1時間半・・・
余裕があれば開催中の二展を観れたのだろうが・・・
シャガールかディック・ブルーナかの選択の中・・・
[シンプルの正体/ディック・ブルーナのデザイン展]
を観に行くことにした・・・県美ではミッフィー展etc
過去にも何度か展示があり観たものの今回のような
ペーパーバックのデザインなどは知らなかったので
展示は多くなかったけれどペーパーバックの装幀は
その色と形と文字の組み合わせのバランスが絶妙で
シンプルな中にそこに達するまでの力量やセンスが
熱く込められている作品なのだな~と思った・・・・・・
こういう表紙の本が並んでたらデザインに惹かれて
つい手に取ってしまうだろう・・・・・・他にポスターetc
も合わせて一室の壁面全体に展示されていたのだが
小さい額入り横型の作品なのに凄い上に展示された
ものがあり・・・なぜよく見えないとこへ!??と・・・
何かしら意図的に!??と気になることもあった・・・

二室目はミッフィーetcに関する展示コーナーで・・・
一本の手描きのラインを大切に描くブルーナ氏本人
の映像が流れていて・・・15×15cmの絵本の中に
込められた・・・色や言葉選びのルールについてや
シンプルだからこそ絵本を見る人それぞれの想像力
が広がるということ・・・・・シンプルなラインによる
原画からでも伝わる温もりのようなものは何よりも
一本のラインや一個の点にさえもこだわりを持った
手描きによる絵だからこそ伝わってくるもの・・・
一見シンプルに思える絵の中に込めらている・・・
その一枚の絵に対する愛情・・それらが作品となり
見た人の心に届き・・想像力をも広げていくのだ・・・

赤い目をしてまで本を読むブラックベア・・・・・
それはディック・ブルーナ本人なのではないか・・・
三室目のはじめで展示されていたブラックベア・・・
それらを見てなんとなく思ってしまった・・・・・・
たとえ本人はいなくなっても多くの作品を通して・・・
彼が伝えたかった普遍的な愛情や想いの感覚は・・・
いつまでも誰かの心にシンプルに響いてくるだろう・・・・・・

※青森県立美術館HPはコチラへ→[青森県立美術館]HP

※亜細亜建設HPはコチラへ→[(有)亜細亜建設]HP

↑県美までの道を教えていただいた会社
[亜細亜建設]様のHPがありましたので
掲載させていただきました・・・・・・・・

※[シンプルの正体/ディック・ブルーナのデザイン展]については
☆[KEI]BLOG[日々これOK(2018/5/7)]に詳細記事アリ☆

☆[KEI]BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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[棟方志功展 棟方志功-半世紀の芸業] MUNAKATA SHIKO EXHIBITION

北海道新幹線開業プレイベント/棟方志功記念館開館40周年記念
[棟方志功展 棟方志功-半世紀の芸業](2015年7月18日~8月16日)
という[棟方志功]の作品展が [青森市民美術展示館] [棟方志功記念館]
の二カ所の会場で開催されていた・・・夏の青森市内はねぶた祭りや
お盆の帰省客などで一年で一番賑わいをみせる頃の開催時期で・・・
そういう中で棟方志功の世界を楽しまれた方々も多かったと思う・・・
そういう自分は思いがけず招待券を戴き(7/20の感動は後日改めて)
それではじめて今回の開催を知り・・・8/12に[棟方志功記念館]へ
8/16に[青森市民美術展示館]へ観に行ったのだった・・・・・・・

Dsc3023

☆[棟方志功展 棟方志功-半世紀の芸業]☆
    MUNAKATA SHIKO EXHIBITION
   リーフレット&チケットの写真

すでに開館40周年を迎えたという[棟方志功記念館]では・・・
[玫瑰の歌](※玫瑰=はまなす=花) と [AOMORI NO KO]という
陶器の大皿二枚が印象的だった・・40cm程の大皿にローマ字で
綴られた言葉がとてもモダンで洗練されて映える作品だった・・・
またグランドピアノ[Steinway&Sons/スタインウェイ&サンズ]が
部屋の中央にありビックリした!!!志功さん本人は弾けなかったが
ピアニストや娘さんが弾いていたピアノという説明を読みながら
初めて対面する[Steinway]のグランドピアノにドキドキした!!!
[触れてはいけない=注意書き]と鍵盤を行き来する視線・・・
もちろん触れてはいけない鍵盤がどんな音を奏でるのか・・・
志功さんがいったいどんな曲を聴いていたのか・・その音楽が
彼の作品にどんな影響を与えたのか・・そのピアノの音と共に
気になりはじめた・・・もし叶うならば・・・この記念館の中で・・・
このピアノ演奏と共に棟方志功の作品を楽しめたらいいのにな〜と・・・

[二菩薩釈迦十大弟子]と板木を並べた展示では鏡により一枚の
板木の両面が彫られているいるのが解ったり・・他の板画では
墨だけで摺られた作品と共にその板木の美しさが極まるものも
あり・・板木自体は絵から文字まで反対に彫られていることに
あらためて気づき凄すぎるな~と思った・・・板画は摺られた
ものが作品なのだろうが個人的には彫られた板の方が木の力と
いうかその木の息吹をもらって自然とあふれ出るような感覚で
それを無意識に感知して表現したものが彼の板木そのものだと
思うので・・その板木自体が素晴らしい作品だ!!!と思う・・・
以前 他の会場でコールタールのようなもので厚塗りされた
板木を観た時に他者に複製させない措置と解りつつも・・・
悲しい気分になったことを想い出していた・・・逆に今回は
まるで仏像そのものに感じる板木もあったものだから・・・
それはどこか円空さんの仏像と通ずるような板木だった・・・
[書]の作品にはその一文字に[遊]そのもののあふれ出す気分と
凄まじい力強さ!!そこに志功さんからの大いなるメッセージ
遊べ!!楽しめ!!!があると勝手に捉え笑顔になる自分もいた・・・
館内の[棟方志功のブロンズ像]と同じ作者[高田博厚]氏の裸婦像
[海]が印象的な記念館の池のほとり・・・赤い実のなる玫瑰や
一本の蒲の穂が珍しかった・・・水中の赤い金魚と共に・・・
アメンボだらけの光景があまりにもノスタルジックなひととき
27℃の西日の中♪歓喜の歌♪を心に鳴らし帰路についた・・・・・・

[青森市民美術展示館]では[花鳥][文学][神仏][女人][想い]etcと
作品がまとめられていて各階ごとに雰囲気のある統一感があり
特に今回はじめて観た[大世界の柵・乾]と[大世界の柵・坤]という
対面する壁一面に其々繰り広げられる壮大な棟方志功の世界観が
素晴らしかった・・・また板画の大作としては遺作になったという
[捨身飼虎の柵]が印象的だった・・・また志功さんが大好きだった
ねぶたを描いた[禰舞多運行連連絵巻]からは今にも太鼓や囃子の
音が鳴り出しラッセラーラッセラーのかけ声と共にその絵の中の
志功さんが楽しく跳ね出しそうな・・そんな勢いがあった・・・
またアトリエの再現が印象的で・・そこに飾られていた彼の作品
ではないであろう額絵が気になり係の女性に訪ねたところ・・・
わざわざ男性の責任者のような方まで呼んで戴き・・・誰の絵か
わからないものの志功さんがどなたかから戴いて気にいっていた
油絵らしいということを伺い・・・その方々の丁寧な応対にも
感心してしまった・・・家に帰りその絵のことを想い出しても
印象が残っているだけで説明のしようがないと思っていたら・・・
[棟方志功記念館ブログ]に[アトリエ再現ブース]の掲載があり
左手の壁に小さく確認出来る!!!はじめは絵でなく写真に見えた
頭巾の女性・・浄瑠璃人形のようでもあり・・・不思議な魅力
を放つ・・・誰の絵かもわからぬその絵と志功さんの出会いも
気になるも・・・なぜかその絵の作者も気になってしょうがない
そんな絵とも出会ってしまった[棟方志功展]の想い出・・・・・・

※[棟方志功記念館]→[棟方志功記念館HP]

※[棟方志功記念館]→[棟方志功記念館ブログ]
   ↑2015/7/20にアトリエ再現ブース写真有り↑

☆[KEI]BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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[鈴木 正治展] Masaharu Suzuki Exhibition

[青森県立郷土館]で開催中(2015年3月14日~4月20日)の
[彫刻家・鈴木正治の世界]を観に行ったのは既に一ヶ月程前・・・
東奥日報に載っていた記事で開催を知り翌日には観に行ったものの
午後5時までの開館時間の35分前に着いたものだから・・・ほとんど
駆け足であせりながら巡りながらも・・・その世界観に惹き込まれ・・・
何度も行ったり来たりしながら・・・今まで知らなかった木彫以外の
作品にも出会えた・・・鈴木正治さんについて詳しくはないものの・・・
その作品は鈴木氏の作品を寄贈した齋藤葵和子さんの[おきな屋]で
展示されていた時に直接を観たり出来る機会は以前にもあった・・・・・

今回の郷土館の展示は1Fの特別展示室(大ホール)での企画展で
展示室に入ってまもなく迎えてくれるのは木彫りの数々の作品たち・・・
[誕生]というお釈迦さまの誕生を表した木彫りの数々の愛らしい顔・・・
5ミリ位のちいさなきのこみたいな像?も一列に並べられていたり・・・
自由感にあふれていて観ているだけでなんだか楽しくなってくる・・・
[ウゴカズ]という不動明王の像や[天使の輪]という木のわっかの下に
木の玉のゆれる作品や鎖のようにつらなった木彫りの輪の作品・・・
角巻き姿で赤ちゃんを背負ったような色付きの小さな木のもの・・・
なめらかなラインで木そのものの質感だけで表現した像・・・木本来の
ぬくもりと新たな息づかいを感じさせるような木彫の作品が並ぶ・・・

モダンな黒いトルソーや[縄文の少女]という白くて大きい像(石膏)・・・
[笛を吹く少女]という多分金属?と思われる作品もあった・・その中で
[少女]という石膏で出来ているらしい青銅色の像が一番印象的だった・・・
エンボスの作品や油絵の[自画像]・・・[りんご]という紙に墨の作品・・・
[太平洋]という和紙のようなものにクレヨンで描いた作品・・・
[笑(わらい)]という黒の石を彫った30cm位の像・・・その上に飾られた
鈴木さん本人の笑顔のラフな写真・・・その笑顔自体がこの作品の中で
一番素敵に輝いているようでもあり・・・そこから伝わるお人柄も含め
本当に自由感にあふれこちらまでなんだか微笑ましく楽しくなるような
そういう素晴らしさがありそういう気持ちにさせてくれる展示だった・・・・・・

Dsc2291

☆[鈴木 正治展] Masaharu Suzuki Exhibition☆

☆[彫刻家・鈴木正治の世界]
   リーフレット(青森県立郷土館)表の写真

 [青森県立郷土館]の展示詳細については
 [ようこそ!青森郷土館へ!/青森県庁HP]へ

☆[KEI]BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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[関野 準一郎展] Junichiro Sekino Exhibition

青森県立美術館で開催中(2014年10月4日~11月24日)の
[生誕100年 昭和の版画師 関野準一郎展]を観に行った・・・・・・
[関野 準一郎]の版画をこうやって一堂に集めた展示を観るのは
はじめてなのでとても楽しみだったものの・・・木版画以外にも
銅版画/石版画/コラグラフなどその手法により様々な作品が多く
その表現方法と共に版木やスケッチなど作品以外の展示もあり・・
交流のあった方々の作品なども多く見応えのある回顧展だった・・・

はじめの展示室には自分の好きな[武井武雄]を[関野 準一郎]が描いた
[蛍の塔ー武井武雄抄伝](1983年八書房刊)という本の挿絵の展示や
楽譜をコラージュしたような[題名不詳(アルルカン)](1940年代 木版等)
という作品が印象的だった・・・関野氏の版画と共に他の方々の作品も
数多く展示されていて・・・版木などによる制作方法の一部などもわかる
展示となっていたので常設展示と合わせ観ると版画の世界をより楽しめる
ものがあった・・ありすぎて時間がなくて後半は足早観覧になってしまい
見過ごしてしまったものもあったかもしれない・・・二時間弱の時間にて
夕方五時に館内を出ると正面入り口前方にまあるいお月様が見えた・・・
あまりに美しい光景だったので満月なの!??と思いつつ撮っていた写真・・・
偶然見たお月様が171年に一度のミラクルムーン[後の十三夜]という
名月だった!!!ってことを新聞記事で知るのはその二日後のこと・・・・・・・

※2014年11/5偶然にも[後の十三夜]を共に観れた
 [生誕100年 昭和の版画師 関野準一郎展]については
 [KEI]BLOG[日々これOK]に写真etc詳細記事アリマス♪

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☆[関野 準一郎展] Junichiro Sekino Exhibition☆

☆[生誕100年 昭和の版画師 関野準一郎展]
   リーフレット(青森県立美術館)表の写真

※上記掲載記事の展示作品のタイトル/年代etcは
  青森県立美術館の作品リスト&リーフレット参照

※青森県立美術館HPはこちら→[青森県立美術館]HP

☆[KEI]BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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[12のつきのおくりもの/スロバキア民話]           Gifts from 12 months / Slovak Folktale

ずっと記憶のどこかにあり気になっていた絵本・・・
ようやく探して久々に読んだ☆12のつきのおくりもの☆・・・
スロバキア民話 内田莉莎子/再話 丸木俊/画 (福音館書店)
いつ買ったのかは記憶の彼方だが・・・時間つぶしに入った
本屋で偶然目にしたその表紙の絵に惹かれ手にとったことは
覚えている・・・[こどものとも]という絵本のシリーズらしく
その時はその絵の作者=丸木俊さんとは認識していなかった・・・
はじめて丸木俊さんを知ったのはそれからまもなくのことで・・・
NHK[日曜美術館]の丸木位里さんの特集か何かだったと思う・・・
丸木位里さんの妻であると知り・・・そこで見た原爆の絵の凄さに
絵本とのギャップを感じ・・・とにかくビックリ!!!したことだけは
覚えている・・・TV画面からも伝わるその絵の凄まじさ・・・実物の
前では腰が引けてしまうかもしれない程の二人の思い以上のもの
が込めらたような原爆の図・・この先二度とこいういことがあっては
ならないという・・・二人の絵から伝わる無言のメッセージ・・・・・・
偶然手にした絵本から・・・時を超えて伝わる警鐘のごとく・・・・・

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☆12のつきのおくりもの/スロバキア民話☆
   内田莉莎子/再話 丸木俊/画 (福音館書店)
   こどものとも[12のつきのおくりもの]表紙写真

※[12のつきのおくりもの/スロバキア民話]については
☆[KEI]BLOG[日々これOK(2014 2/8)]に詳しく掲載アリ☆

※こどものとも[50周年記念ブログ(カテゴリー/1971年)]に
この絵本についての記事がありました→[こどものとも]HP

※[丸木 俊/Maruki Toshi ][丸木 位里/Maruki Iri]に関する
丸木美術館HPはこちらへ→[原爆の図 丸木美術館]HP

☆[KEI]BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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[やなせたかし] YANASE TAKASHI

はじめて☆やなせたかし☆を知ったのはこどもの頃・・・・・・
今では[アンパンマン]の作者として当たり前に知られていること
だろうけれど・・・自分にとって[やなせたかし]さんといえば
その名前より先に[詩とメルヘン]の表紙絵を通して認知され・・・
そしてその絵&詩が好きでずっと購読していた・・・今想えば・・
なにきっかけだったかは定かでないけれど・・・多分その表紙の絵
と共に毎号いろんな方々のイラストの雰囲気が好きだったのだろう
幻想的なものからおかっぱの前髪で目元が隠れていてコワイ感じの
絵がいまだに印象的に残っているが作者の名前が想い出せない・・
[東くん平]さんなどの絵もあった・・・本自体は引っ越しのたびに
どこかへ消えてしまったけれど・・・こどもの頃に[詩とメルヘン]
から絵や言葉に対する影響をなにかしらきっと受けただろう・・・

10/13の訃報を知り・・・あらためて[やなせたかし]さんの遺した
ものの大きさを想う・・・今から6年前の2007年7/15から9/2に
[元気100倍!やなせたかしの世界展]という展示が青森県七戸町の
[鷹山宇一記念美術館]で開催された・・・そこではじめて戦争体験
などから[あんぱんまん]が生まれ・・・やがて多くのこどもたちの
支持と共に[アンパンマン]へと広がっていったことなど・・決して
順調ではなかった経歴を知り・・・とても意外だった・・・そして
[やさしいライオン][チリンのすず]etcの絵本原画や[詩とメルヘン]
の表紙原画が観られたことが一番嬉しかった・・その時に手にした
[幸福の歌]という一冊がある・・・[やなせたかし童謡詩集]として
[希望の歌][勇気の歌]の次に[フレーベル館]から出版された本・・・
この本のことを想い出し・・・開いてみた・・・そうして出逢った
[この本の幸福]というはじめのタイトル・・・なんの気なしに読み
進み・・そしてどうしようもなく・・・涙が止まらなかった・・・

[この本があるということで/あなたとめぐりあい
またべつのひととべつのひとが/この本があるということで
心がふれあい/知らない街/知らないところで/なにかが生まれ
なにかがおきる/やがて絵も歌も/作者も消えて/この本も消えますが
もしもひとつの言葉でも/あなたの胸に残るなら/それがこの本の幸福です]
(やなせたかし童謡詩集/幸福の歌より[この本の幸福]参照にて・・・・・)


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☆やなせたかし☆
[やなせたかし童謡詩集/幸福の歌](フレーベル館)
(詩&絵 :やなせたかし / 装丁:千葉 謙 )の表紙写真

やなせたかしさんの御冥福をお祈り致します・・・
それと共に・・・これからもその意思を繋げていく
多くの作品がやなせさんのこどもとなり・・・また
多くのこどもたちへ広がっていくことを願います☆


☆[KEI]BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆


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【棟方志功と青森県の版画家たち展】Shiko Munakata & Printmaker Exhibition in Aomori Prefecture

2012年11/17(土)〜11/25(日)[常磐ふるさと資料館 あすか]
で開催の[棟方志功と青森県の版画家たち展]を観に行った・・・
青森は18日からとうとう雪も降りだしているがまだ冬タイヤにも
交換していないので冬型にならない昨日を選び行くことに・・・
[常磐ふるさと資料館 あすか]には常磐出身の版画家[高木志郎]氏
の作品もあるらしいとのことで以前からずっと行ってみたいとは
思っていたので今回ようやくそれも[棟方志功]氏や他の青森県内
出身の版画家の方の作品も一緒に観れる良い機会だと思った・・・

全体の作品数は多くなかったがそれぞれの版画家の方々の個性が
作品にあふれていて・・・はじめて知る版画家の方もいたり・・・
青森市の出身とは知らなかった[加藤武夫/Kato Takeo]氏の版画
では[みょうが]は以前観たことがあったものの[鳩笛の春]という
雰囲気のある作品や[長寿林檎樹(緑風萌生)]という緑が清々しい
作品や[春・りんごの花咲く津軽野]etcが印象的であった・・・
[花田陽悟/Hanada Yogo]氏の[落ち葉の詩]はそのタイトルからも
観る人によっていろんなイメージが出来る気がした・・・その場
では感じなかったが後から落ち葉の乗った白い石のベンチ的な物
に何か深い悲しみのようなものさえあったのではないか・・・と
思えて来たり・・・力強い樹齢と共に樹のもつ生命力を思わせる
[大樹]etcはじめて観る花田さんの作品は静かに迫って来る感じ
で印象的だった・・・他にも[佐藤米次郎/Sato Yoneziro]氏や
[福井平内/Hukui Heinai]氏や[棟方末華/Munakata Makka]氏の
作品や[棟方志功/Munakata Shiko]氏の板画[あおもりはの柵]
[門世の柵]や倭画[胡須母寿花頌][御鷹図]etcが印象的であり
自身をこけしに見立てたような[胡慶志図]はなんともいえない
ユーモアがあり面白かった・・・展示室の外での展示となって
いた[高木志郎/Takagi Shiro]氏の[二人No.3]はデフォルメされ
た人物らしき姿と色合いの雰囲気がモダンな感覚だった・・・
有名な[日本の鬼]やシンプルなのに羽根の色や模様の重ね方に
デザイン的センスあふれる[冠鶴A・B]やシンプルでモダンな
[北国の樹-1]がとても印象的だった・・・高木さんの収蔵作品
がもっとあるのなら展覧会を開いてほしいと思った・・・・・
はじめて観た[円平仁/Nobuhira Zin]氏の作品は[山がらみの舞]
etc伝統芸能的な神事にまつわる版画も多く獅子のような力強さ
で舞い踊る人々の様子まで想い起こされるものがあった・・・

何度か展示室とエントランスを行き来してそれぞれの版画家の
作品を堪能してたらすでに閉館時刻が迫っていてビックリ!!!!!
外に出るとすぐそこに岩木山がそびえ晴れていたら絶景だろう!
岩木山が見守る津軽野にてゆっくり作品と向き合って楽しめる
ひとときが[常磐ふるさと資料館 あすか]にあった・・・・・・

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☆棟方志功と青森県の版画家たち展☆
 
[棟方志功と青森県の版画家たち展]リーフレット写真
絵は[棟方志功]の[二菩薩釈迦十大弟子/優婆離の柵]

☆青森県藤崎町HP=[常磐ふるさと資料館 あすか]

※[棟方志功と青森県の版画家たち展]は
 もうひとつのBLOG[日々これOK]にも掲載☆

☆[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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[ヨーロッパ絵画名作展/弘前市立博物館] European Painting Art Exhibition/Hirosaki City Museum

[弘前市立博物館]で開催中(2012年9/8〜10/28迄)の
[ヨーロッパ絵画名作展〜宮廷絵画からバルビゾン派へ〜]へ行った
山形県にある[山寺 後藤美術館]所蔵作品(ヨーロッパ絵画60点)に
よる展覧会でタイトル中に[バルビゾン派]とあったことやスペイン
の宗教画もあるというのでどんな絵なのか観に行きたかったのだが
博物館に着いたら閉館まで残り一時間程でとにかく絵だけを中心に
観はじめた・・・[ジャン=フランソワ・ミレー]の名前以外は知ら
ない画家ばかりで・・・ミレーの絵もほとんど銅版画だったり・・・
全体的な絵の点数も少なめだったので少々味気なさはあったものの
だからこそ今此処でしか観れない絵と出会える機会でもあった・・・

絵の展示内容は[バルビゾン派とその周辺(25点)]からはじまり・・・
そこでは[庭にて/ジャン=フランソワ・ミレー](1860-62年制作)
という紙にパステル/水彩/クレヨンで描かれた素朴な日常風景の中
の母子のひとこまの絵や[バルビゾンの野の羊飼いと羊の群れ/
ジャン=フェルディナン・シェニョー]の絵が印象的だった・・・
ただ[月夜の羊飼い(帰路)/シャルル=エミール・ジャック]等
全体的に暗めのトーンの絵が額の硝子に反射され・・・よく見えず
立ち位置を変えて観ても・・・只々・・・そこになんとか観ようと
のぞく己の顔や後ろの絵までが映り込みせっかく観たい絵が全く
見れず残念だった・・・額の硝子が鏡状態で周りが映り込むことは
よくあるが・・・スポットの照明や室内の明度も関係していたのか
今回は特にその[月夜の羊飼い(帰路)]という雰囲気ありそうな絵が
ちゃんと観れなくて・・・なんとか見ようとのぞき込む自分の顔と
その様子がなんかマヌケで・・・少々イラッときてしまった・・・

[特別出品(6点)]=[種をまく人/ジャン=フランソワ・ミレー](1851)
石版画1点/他に銅版画5点が並ぶ場所を過ぎ・・・次の展示室には
[宮廷絵画からアカデミスムへ(16点)]〜[カトリーヌ・ギィモン・
デュ・クードレイの肖像/ニコラ・ド・ラルジリエール](1704頃)と
いう女性の肖像画や[侯爵の肖像/ルイ=ミシェル・ヴァン・ロー]
という侯爵よりも彼が着ていた毛皮の質感が妙に気になる肖像画が
あった・・・[羊飼い姿のヴィーナス/ジャン=バティスト・ユエ]
は展覧会のチケットにも掲載されていた絵だったが・・よく見ると
けっこう粗っぽく白い鳩の首にリボンを巻き付けちゃってる風にも
見え[白い鳩=幸福]の象徴とするならば・・・そんくらいしてでも
自分の手で幸運を掴み取れ!!的メッセージにも勝手に思えた・・・
同じく横たわる女性の絵では[マグダラのマリア]を題材としていた
[荒地のマグダラのマリア/ジャン=ジャック・エンネル]の絵もあり
[難破船/ウジェーヌ・イザベイ](1856)の絵は震災後のいろんな想い
がダブって見えたり・・・[ダンテ]の[神曲]から題材をとっていた
[パオロとフランチェスカ/アレクサンドル・カバネル](1870)と
[アラブの美女/アレクサンドル・カバネル](1871)は同じ画家の
絵だが特に[アラブの美女]は今回の展示の中で一番印象的だった!!!
嘆願・懇願・哀願・・・何かを訴えてくる眼差しはどこから見ても
こちらの視線をとらえて離さない・・・どの立ち位置にいて見ても
目が合ってしまう・・・絵を見つめる自分が絵の美女からも完全に
見つめられている・・・以前同じく此処[弘前市立博物館]開催の
[華麗なる美人画の世界]展で偶然会った[甲斐庄楠音]の[横櫛]の
絵の時と似たような感覚だった・・・展覧会リーフレットの絵にも
掲載されている[愛しの小鳥/ウィリアム・ブーグロー](1867)からは
小鳥と少女の声が今にも聞こえてきそうな明るい雰囲気があり・・・
[花売りの娘/エティエンヌ=アドルフ・ピオ]からは愛らしい笑顔と
今にもクルクル楽しく踊り出しそうな雰囲気さえあった・・・・・

別室展示となっていた[ヨーロッパ諸国の絵画(13点)]には
[悲しみの聖母/バルトロメー・ムリーリョ]がありこの絵を観て
[エル・グレコ]の絵や[国立西洋美術館]で観た同じタイトルの
[カルロ・ドルチ]の絵を想い出していた・・・虚ろな表情と涙が
印象的なものだった・・・美しい気品あふれる肖像画だったのは
[ミルマン夫人の肖像/エドワード=ジョン・ポインター](1877作)
や[クラリッサ/ジョン=エヴァレット・ミレイ](1887)の絵で
[鹿と猪のある静物/アンジェロ・マルティネッティ]のリアルな
猪の毛並みの質感&なんともいえぬ鹿の表情の絵も印象的・・・
[夜会/ジョアッキーノ・パリエイ](1887)はいかにもヨーロッパ
の宮廷絵画!!という華やかな雰囲気だが音楽と踊りの楽しげな
パーティーの中にもいろんな表情があり(壁際で一人鏡越し!?に
見てる人がいたり)・・・特に画面中央/左手の黒服の人物の
リアル感はハンパなく彼だけ30cm程の小さな人間(妖精的な)の
ようで椅子に座る男性に何かを囁いてる場面からそのまま動き
出しそうな気配さえした・・・本当に際だっていてその彼だけ
生きてその絵の中にいるようでとても不思議だった・・・・・

時を越え国境を越えて・・・届けられるその時代の息吹・・・
昔なら貴族や王族にしか観られなかったかもしれない絵画達と
こうやって・・・県内で出逢えることが奇跡的なのかも・・・

 

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☆ヨーロッパ絵画名作展/弘前市立博物館☆

[ミルマン夫人の肖像/エドワード=ジョン・ポインター]

華美すぎない美しさ・・・気品あふれる肖像画・・・

☆ここに掲載できなかった[ヨーロッパ絵画名作展]は
 もうひとつの新しいいBLOG[日々これOK(10/18)]に
 詳細記事&写真を載せてますので御覧ください・・・

※掲載した写真はポストカード(会場販売)から
 記事中の絵のタイトル/作者/制作年については
 [弘前市立博物館]HP内の作品リスト参考

※上記↑[弘前市立博物館]の新しいHP→[弘前市立博物館]HP
 (掲載当時のHP(作品リスト)はリニューアルによりもうないようです)

[ヨーロッパ絵画名作展〜宮廷絵画からバルビゾン派へ〜]は
山形県にある[山寺 後藤美術館]所蔵作品による展覧会で10/28迄
[弘前公演]では[弘前城菊と紅葉まつり](〜11/11迄)も開催中・・・

☆BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

 

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[手塚治虫展] Tezuka Osamu Exhibition

[青森県立郷土館]で開催/2012年9月1日〜9月30日(9:00〜18:00)
[手塚治虫展〜あしたへの夢と勇気があふれ出す]へ行って来た・・・

展示場入り口〜まもなくの所に手塚治虫の子供の頃の8mmフィルム
の映像(6分)が流れていて・・しばし足を止め見入ってしまう・・・
スマホetcで簡単に撮影出来てしまうような今の時代にくらべ・・・
当時こういう動画で家族の様子を撮影出来る環境が凄いな〜〜〜と
まず思ってしまった・・・しかもそれがこうして残っている・・・
無音で映る画面にはラジオ体操したり腕をグルグル回して走り回る
子供達の姿があって・・・なんか漫画みたいだ・・・と思いながら
モノクロのなんともいえぬ雰囲気の映像に癒されていた・・・・・
 
[鉄腕アトム][リボンの騎士][ジャングル大帝][ふしぎなメルモ]
[火の鳥]etcetc数々の手塚治虫作品は誰もがどこかでいつのまにか
見聞きしていて例えその漫画やアニメを見たのがOnTimeではないと
してもよく知っているキャラクターの多い作品ばかり・・・・・・
そんな凄い人なのに今回の展示を観るまで彼が医学博士の学位まで
持っていることを知らなかった・・・また子供の頃の病気(それで
医師を目指す)や戦争体験などを通し・・・そういう体験をした者
だからこそ人として何かを悟り・・・描くことの出来る自らの思い
を漫画という世界で表現しようと・・・ある種戦って来た方なのだ
とさえ思えた・・・第二展示会場で上映されていたビデオの中で
アイディアは沢山あるのにそれを漫画に(上手く)描けない苦悩が
すごくある・・というような話が語られていた・・・本人にしか
わからない苦しみなのだが・・表現したいことがありすぎる中で
傍目には全く思いもよらぬ(素晴らしい作品にしか思えないから)
いろんな試行錯誤etcあったのかな・・・と思ってしまった・・・

今回の展示について全く予備知識のないまま・・・観に行ったが
カラーの原画など沢山あるのかと思っていたので・・・少々・・
展示作品が少ない気がして・・なので会場内にあった映像までに
しっかり足を止めて見ていた・・・はじめの[子供の頃の映像]
[鉄腕アトム]のオープニングの歌・・・[アニメが作られる課程]
ではアニメにすると大量に必要な原稿一枚一枚がまさに手描きで
多くのスタッフ〜大量の原稿やセル画が出来上がる・・・そこに
実際の手塚治虫によるアニメ用の[レオ]の原稿が展示されてたり
昔の動画の装置のような[イギリス]と[フランス]のクルクルと絵
が回る装置が展示されていて・・・自分の手やボタンで動かして
そのなんともいえないレトロ感が妙に面白かった・・・自分でも
作って遊んでみたい感じ・・・またアニメの色分け原稿の細かさ
はまさに色の設計図・・・今ならパソコンのソフトであっという
間に加工も出来そうなものを人の手だけで創っていた時代・・・
今でもそういう創り方にこだわりを持ってやってる人もいるかも
だけど・・・こういうことを知ってしまうとアニメの見方も印象
も全く違って来る・・・漫画だってまさにそうで・・・手描きで
一枚一枚とか・・・紙媒体よりも電子書籍はダウンロードだけで
サクサク読めるだろうし・・・物体がなくなればゴミが減るとか
・・・部屋の本の置き場に困ることもなくなるだろうけど・・・
便利のようで・・・昔ながらの自分にはついていけない・・・
だけどそれが当たり前の世代には当たり前の世の中となり・・・
今までもそうやって世代交代が繰り替えされて・・・それがいい
とかそうじゃないの次元を超えて・・・世の中は変化する・・・
おおかたは多数派の方へ進み・・・少数派はおいやられたり・・
いろんなことがある中で・・・ほんとはダメだろうと知りながら
誰にも止められなくなってしまうことが・・・一番大変なことで
今まさに世の中はそんな真っ最中にあるのだろうし・・・・・・

[生命の尊厳]を第一に思う[手塚治虫]が漫画に託して世界に表現
してきたメッセージ・・・[手塚治虫展]を観に行き[宇宙]の中の
[地球]その中の[自然]・・・そこで共に生きるもの全てに対する
[生命の尊厳]・・・人間が支配しているのではなく・・・[人]も
その一部でしかない・・・という共存の思いをあらためて感じる
ことが出来た・・・彼が伝えたかった想いと・・・自分が今まで
想ってきたことの接点をみつけられたかもしれない・・・・・・
手塚さんが生きていたら・・今どんな表現で描いてるのか・・・
とっくの昔から未来をみつめてきた手塚治虫氏の漫画がすでに
今の・・・未来の人類が行ってはいけない世界に警鐘を鳴らして
来たのは明白で・・・残された漫画を通して考えさせられること
が多々あることを☆手塚治虫展☆であらためて想った・・・・・・

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☆手塚治虫展☆
[リボンの騎士/PRINCESS KNIGHT]
ホロカード(Post card)の写真

※ここに掲載できなかった[手塚治虫展]は
 もうひとつの新しいBLOG[日々これOK]に
 写真を載せてますので御覧ください・・・

☆[日々これOK]&[音戯草子]はじめました☆

[手塚治虫展〜あしたへの夢と勇気があふれ出す]
[青森県立郷土館]で開催中2012年9/1〜9/30迄

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[蘭 繁之] Ran Shigeyuki

青森県近代文学館で行われている[蘭 繁之の世界]で
はじめて☆蘭 繁之☆という方を知った・・・・・・

1920年(大正9年)弘前市和徳町に生まれた[蘭 繁之:本名/藤田重幸]
は弘前文学会に所属し[火山脈][弘前文学]を中心に詩や俳句などを
発表する一方で昭和40年に[緑の笛豆本]を創設/主催し手作りによる
豆本や限定特装本の制作を手がけた・・・その代表的な仕事である
[緑の笛豆本]は昭和40年8月に創刊された第一集[竹久夢二の想い出]
という蘭の生涯愛した作家[竹久夢二]をテーマに[秋田雨雀]他3名の
文章を収録したものではじまった・・・ハガキの半分で手のひらに
おさまるサイズの[緑の笛豆本]は限定250部で月一回会員に届けられ
39年間にわたり第423集まで刊行されたという・・・・・・

[青森県近代文学館]へ行くのも[蘭 繁之]という作家を知るのも
はじめてのことだったが その展示室に入るなり[豆本]の愛らしさと
その様々な本の装幀にわくわくした・・・たくさんの[豆本]が集まり
それぞれに小さなその表紙から様々なおしゃべりが聞こえてきそうな
そんな楽しさがいっぱいだった・・一冊をみていると[こっちも]とか
[私もみて]と呼ばれるように次々と目移りしてしまうほどの様々な
[豆本]達・・・いろんな個性はあるのにちゃんと統一感もあるのは
同じサイズで背に縞模様の木綿を用いている・・・というような
ひとつのくくりがあるからだろうか・・・それらの本を入れる箱は
津軽塗りの美しい本箱で本当に[豆本]の宝箱のようだった・・・
また[豆本]以外の本では表紙に陶板やガラスなどをはめ込んだもの
などありとても面白かった・・・また[浅草のり]などを使用して
日が経つうちに駄目になってしまったというような解説を読み
どんな装幀だったのかすごく気になってしまった・・・
また本を作る際一番大変なのが本のベースとなるボール紙を切る事
だったという逸話には思わず納得してちょっと笑ってしまった・・・
蘭さんの使用していた道具の展示ではその道具の入った[やきもの]の
存在感にも惹かれ そういうもの達に囲まれた中で本を創りだしていた
事を思うと少しだけ蘭さんという人に近づけたような気がした・・・

展示の中には[蘭 繁之]が尊敬していた[武井武雄]の刊本作品もあり
まさかそこで[武井武雄]の創った[ナイルの葦]などの実物の作品や
その本箱に出会えるとは思ってもいなかったので嬉しかった・・・
また[鳥遣いの乙女]という最後の刊本作品となってしまったものに
添えられていた武井さんの娘さんによるハガキの[fin]という文字が
とてもせつなく心にのこった・・・その刊本作品を蔵書としていた
蘭さんの今回の展示に来なければ見れなかっただろうという武井さん
の本の展示の前で何か不思議な感覚に包まれていた・・・・・・

思いがけず[豆本]の世界にひたってしまったが出来ることなら表紙だけ
でなく本の中身や・・・せめて裏表紙なども見てみたかった・・・と
思いながら あっというまに時間が過ぎ閉館時間となっていた・・・

[本を読むということは孤独な営みだが 美しい本は 周囲の家族や友人と
連帯の喜びが持て そして何よりも美しい本は座右においても飽きること
がありません /装幀の美しい本は本の表情を作ります]([装幀のこと] 蘭
繁之[弘前文学]第65集)美しい本に憧れ自らもその手で本を創り出して
いた蘭さん・・・いつのまにか時代は流れ 手に取ることが当たり前だ
った本の世界が[電子]の世界へ流れ出している昨今・・・本の持つ魅力
とは・・・決してその文章の内容だけではなく・・・手にふれる形で
実在するものであってほしい・・・と思う・・・こんなこと言ってたら
どんどん時代に置いていかれてしまうのかもしれないが・・・・・・

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☆蘭 繁之☆(1920〜2008年)
 [蘭 繁之の世界]リーフレット
※[青森県近代文学館]での展示は
 3/13(日)までとなっています
※常設展には青森県の作家(13名)
 [太宰治][寺山修司][高木恭造]等
 の自筆の手帖や原稿の展示もあり
 興味深かった・・・[高木恭造]の
 コーナーに[小島一郎]撮影の本の
 展示もあり思わず駆け寄っていた

☆BLOG[日々これOK]&[音戯草子]もアリマス☆

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